http://blogs.yahoo.co.jp/syoutou2/9152638.html 噂レベルでは小出しに語られていた、アレの劇場版2の元というか没プロットの全容が公開された訳ですが……いや、その……微妙というか……劇場版としてやるには少々問題があるというか。
ラム星と地球がぶつかるのを防ぐには、あたるの愛のエネルギーが必要……って……いかにも当時のおおらかなネタといえばネタですが、流石に、当時なら笑って許されるだろう、超展開過ぎな話と、話のスケールはでかいだけで、キャラクターたちの行動がこぢんまりすぎてて逆にスケールが小さくなってしまっている点はどうかと。
正直な所、このプロットのもつテーマならラム星と地球が衝突する云々は要らない設定ですし。ぶっちゃけ、蛇足でしょこれ。
この無駄をさっ引いて、コメント欄でも指摘のある129話「スクランブル! ラムを奪回せよ!!」 と130話「死闘!あたるVS 面堂軍団!!」の前後編にしたんでしょうな。最初のプロットではやりたくないと言った理由は恐らくこの点が一番大きいのでは。いわゆる「セカイ系」の小説を書く時に多くの人がやらかす失敗例そのものですわ。話の導入で宇宙存亡の危機とかスケールのでかい事を語っているのに、キャラがご町内で動き回るだけで終わってしまう、まさにそれ。
逆に、このプロットの持つスケールを活かすのなら、ラムとあたるの関係というミクロの話を描いているように見せかけて実は、そこに宇宙の規模の危機の鍵か隠されているというマクロの話を仕込んでおくしかないかも。それをブラッシュアップしたのが「2」なんでしょうな。
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糸冬
2008/11/22(Sat)
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